にいがた味がさね 〜NORIの食べあるき〜

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help リーダーに追加 RSS 最後の『潤CHINA』で晩餐 -潤CHINA @長岡-

<<   作成日時 : 2007/09/02 09:49   >>

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長岡で私が贔屓にしていた、
本格中華がリーズナブルに楽しめる店、
『潤CHINA』が8月31日を持って閉店となりました。
今まで書きそびれてしまっていた中で、
こんなにうまいものがあったんだ!
というのをお見せします。

まずはエビマヨ

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オンナ子供好みのメニュー、と侮ることなかれ。
これは只の海老のマヨネーズ和えにあらず。
海老のオーロラソースなのです。
弁当や居酒屋メニューでよく出されているものは、
海老を油通して、火からおろした後に
マヨネーズや、サウザンアイランドドレッシングで
和えているものがほとんどではないのでしょうか。

でも、中華では中華鍋の中でマヨネーズと合わせます。
ただ、普通にマヨネーズを炒めてしまうと、
卵黄と油に分離してしまいます。
そこで加えるのが、コンデンスミルク
(練乳-よく、イチゴにかけるやつです)
これを入れることで、マヨネーズが
火にかけられても乳化したままになるんです。
この方法を考案したのは、かの周 富徳氏
これはヌーヴェルシノワと呼ばれる、
フレンチのような盛り付けや、キャビアや生野菜など
既成の中華ではあまり使われることのなかった
食材を取り入れるといった、
新しい潮流の中華料理のひとつなんです。

画像

淡白な海老に、こってりとした
オーロラソースがよく馴染む。


マヨネーズは熱を加えることで酢の酸味と
生っぽさが飛び、コンデンスミルクと相まって
さらにこってりと。そして甘くなります。
まったりと絡んだオーロラソースの舌触りに、
海老のプリッとした食感のコントラストが心地よい。
長岡ではなかなかお目にかかれないメニューです。


あと、私が好きだったのが、
シュウマイです。

画像

せいろで蒸したてのほっかほかです。

画像

ねっとりとした肉の旨み。

滑らかに挽かれた豚肉は、火の通りが絶妙。
うっすらと桃色で、硬くならず、
ねっとりとそれでいてもちっとした
噛み応えがたまらない。
また、貝柱がたっぷりと入っていて、
噛むごとに濃い旨みが肉汁とともにじゅわ〜と
溢れ出します。
こんなシンプルな点心ひとつにしても、
ちょっと一味違うんです。


それから、こちらではどうしても外せなかったのが、
油淋鶏(ユーリンチィ)。

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揚げられた鶏もも肉に、
刻みねぎと甘酢がたっぷりとかけられ、
それに水菜が添えられています。

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骨付き肉にガッツリとしゃぶりつけ!
肉はいつもこんなんばっかだな…

鶏モモ肉は皮付きのまま揚げられ、
かぶりついたときのジューシーな肉汁の旨さは
もちろんのこと、表面のパリッとした食感がたまらない。
刻みねぎは油通しされてとても香ばしく、
隠し味には青シソ、そして花椒(四川山椒)を使った
この店の特製辣油のピリリととしたアクセント。
これが甘酢の味付けと相まって、さっぱりとしています。
その圧倒的なボリュームでも油っこさやしつこさがなく、
さらっと食べれちゃいます。

私が油淋鶏を初めて食べたのが、この店の本店であり、
らーめん処 潤の前身にして創業の店である、
燕市の『酒麺亭 潤』(現在は数年前に移転リニューアルし、
本格的な中華&ラーメン居酒屋になっています)
でした。
この料理、なぜか新潟県では県央以北、
新潟市寄りの中華料理店でよく見られます。
しかし、このように骨付きで出されるのは
ほとんど無いのでは?
それはやはり、作るのに手間がかかるからなのでしょう。
実際、こちらでも出てくるまで
ちょっと時間がかかっていたのですが、
待ってでも食べる価値ありのおいしさです。


今回、閉店するにあたって、
最終日の8月31日の夜に食べに行きました。
そのとき、締めに選んだのがこれ、
酸辣湯麺(スーラータンメン)。

画像

以前、記事にも書いたことのある、
私の最もお気に入りです。
辛すっぱい感じがとても食欲を沸かせます。
そして今回、いままでやりたかったのに
実現しなかったことを、このときとばかりに
試しました。

画像

名づけて酸辣油淋鶏湯麺
って、ただのっけただけですが(^^ゞ
いやいや、油淋ソース酸辣スープはかなり合う!
これ、文字通り即席料理にしておくには
もったいないなぁ〜…

でも、もう食べられないんですよね(T_T)


この日、仕事の都合もあって訪れたのが夜8時半。
閉店間際にもかかわらず、
皆さんの名残惜しい気持ちも手伝ってか、
お客さんでほぼ満席の賑わいでした。
せっかく最後なので、時間のかかるものも
頼んでしまったこともあり、
私が文字どおり、このお店の最後の客になりました。
私が酸辣湯麺にたっぷり花椒をかける、奇妙な客だった
休日の他、この時間帯に行くことが多かったこともあり、
料理人の方も私をよく憶えていてくださいました。
少し言葉を交わし、寂しい思いいっぱいで
お店を後にしました。

常連になった店がなくなるというのは
ホントに寂しいことです。
長岡で中華料理店というと、ラーメンを頼めば
『青島食堂』のようなショウガの効いたラーメンが
出てくることもしばしばあるような土地柄で、
中華でもトレンドを取り入れた料理や、
また、潤としても今までのものとは
異なったラーメンや麺料理が食べられる
稀少な店だっただけに、残念でなりません。
最近はお昼に出前を始め、
これでしか食べれない限定メニューなどもあり、
近隣の食品卸問屋にも支持を受けていたようですが、
やはり、閉店するからにはいろいろと
大人の事情があったのでしょう。

こちら自体は、しばらくは閉めたままになるようですが、
潤一社長はまたきっと、面白いことを
してくれることでしょう。



ごちそうさまでした。


お店の皆さん、お疲れ様でした。
また機会があったら、他のお店で
お会いできることを楽しみにしています。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
NORIさんが来られる20分前まで、こちらで飲んでました(笑)

今まであまり中華のお店に通う事は少なかったんですが、こちらのお店で中華に関して学ばせていただきました(漠然とですが)
確かに今まで長岡に無いようなメニューやら食材を使った料理が魅力的でしたね。
ここが無くなるのは本当に残念です。

それにしてもNORIさん、本当に料理に関する知識や表現がものすごいですね。
とてもじゃないけどマネできないっす。
今度NORIさんお薦めのお店に行って記事書くときは「味に関してはこちらを参照」ってリンク貼っちゃうかも!?(笑)
近隣食品卸問屋
2007/09/03 21:27
近隣食品卸問屋さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

このお店、特に女性へのウケは
よかったように思います。
ただ、小洒落た感じより、
あの立地ではもしかしたら、
もう少しくだけたほうが幅広い客層には
ウケるのかな…
商売である以上、閉店は仕方ないとは言え、
ホント残念です。

私の記事は、まだデジカメも普及して
なかった時分、グルメ関連のBBSで
どうやったら文章だけで
おいしさが伝わるんだろう?と
詳しく書いていたら、こんな感じに
なって現在に至っています。
知識は、食べたり作ったり…
右様曲折を辿るうちに
身についている?よう?です。
いつも長くなってしまうので、
読んでいただいている方には
やさしくない文章かもしれませんが(^^;
参考にしてもらえるなんて、
とても光栄です。
今後もご贔屓によろしくお願いします(^_^)
NORI
2007/09/04 10:40

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